ミネラルファンデーションを検証してみる
皆さんは、化粧品、特にスキンケア製品を選ぶとき、どんなことを基準にチョイスしているでしょうか。
いつまでも美しく、若々しくありたいというのは、全世界の女性共通の気持ちです。
そのために不可欠なのは、健康でみずみずしく、ハリのある肌です。 いくら上からファンデーションを厚く塗ろうと、肌の本当の質感だけはごまかせません。健康な肌をつくり、守ってくれる化粧品、肌の若さを保ってくれる化粧品を女性ならば誰もが探し求めているはずです。
女性誌の化粧品特集などを見ていると、多くの情報が入手できるようになったおかげで、ここ数年、日本女性のお化粧に対する意識はぐんと高くなったのではないかと感心することがあります。 大型デパートの化粧品売場はいつも女性でいっぱいで、販売にあたっている美容部員に熱心にレクチャーを受ける姿がよく見られますし、雑誌の情報や口コミを頼りにして、ドラックストアで新しくて安い化粧品を発掘しようとする人も多いようです。
ただ、ここまでたくさんの情報や、海外ブランドをはじめ国内製品の新作化粧品が溢れてしまうと、「何を基準にしていいのか、本当は分からない」と、混乱してしまうのが実情ではないでしょうか。 化粧品メーカーは、毎シーズンのように肌に効く「新しく、画期的な成分」の入った化粧水やクリームの新製品を発表します。
ファッション誌のコスメテイック特集を読むと、「コスメ通」の読者や美容ジャーナリストが何人も登場して、様々な化粧品を取り上げて勧めています。 はたして、本当にあなたの肌に合う化粧品はどれなのでしょう? 本当にいわれているような効果を発揮するのでしょうか? その答えはいくら情報を見ても分かりません。
現代の若い女性は化粧品の森に迷い込んで、出口を見つけられずにさ迷うぉとぎ話の主人公のようです。 特に、スキンケアの話はサイエンスが絡んでいるせいか、リーフレットを読んでも、さらに化粧品売場の美容部員からスキンケア製品に含まれている成分とその効用の説明を受けても、分かったような、分からないような、あいまいな認識しかもてない女性も多いようです。
一つには、売る側の化粧品メーカーに問題があるような気がします。 化粧品メーカーは、自社の製品を売り込もうとするばかり、効用に関しておおげさなことを、宣伝の巧みなイメージ戦略によって、化粧品に実際に含まれている成分について誤解を生むような、女性を混乱させるような説明をしがちな傾向があります。
少数ではありますが、なかには私たち医者が見ると、はっきりと「ウソ」といえるような説明書きもあるくらいです。 だからこそ、化粧品を選ぶ側である女性も、しっかりとした意識と最低限の情報をもっていなくてはならないでしょう。
「よく分からないけど、なんだか効くらしい」という姿勢でスキンケア製品に当たっていては、情報に振り回されるばかりです。 それどころか、無自覚だと自分の肌を守ることさえできない時代がもうすぐ到来するのです。
二〇〇一年春から、化粧品を取り巻く状況は大きく変わります。 厚生省によって、「化粧品全成分表示」が義務づけられるようになるのです。
二〇〇一年、つまり平成一三年春から実施される予定のこの「化粧品全成分表示」については、女性誌で記事を目にされた方も多いのではないのでしょうか。 この制度によって、具体的に化粧品の何が変わるのか、化粧品を買う女性にとって、どんなメリットとデメリットがあるのか、順を追って説明していきましょう。
化粧品のボトルやパッケージなどをよく見てみると、「表示指定成分」という文字に行き当たります。 「肌に刺激を与える可能性がある」と厚生省が判断した成分で、現在、表示が義務づけられているものです(巻末資料参照)。
防腐剤として使用されるパラベン、酸化防止剤として用いられる酢酸トコフェロールや、エデト酸などが「表示指定成分」としてはポピュラーで、これらの文字がボトルに書いてあるのを見かけた人も多いのではないでしょうか。 今、流行の「無添加化粧品」とは、この「表示指定成分」を一切含んでいない化粧品を指すことが多いようです。
日本の厚生省には、許可制というシステムがあります。 化粧品をつくる時、その成分に関して様々な手続きをとって、認められないと新しい化粧品を発売することはできないのです。
「表示指定成分」は、文字通り表示して、購買者に含まれていることを示唆する必要がある成分ですが、それ以外にも化粧品に使うことを禁止されている成分がたくさんあります。 ところが、「化粧品全成分表示」制度が実施されるのと同時に、許可制という制度はなくなってしまうことになりました。
これからは、化粧品メーカーが自由に使える成分が増えるわけです。 「化粧品全成分表示」が実施されることになった背景には、化粧品の規制緩和の問題があります。
日本の厚生省のきびしい許可制によるチェックのために、今まで日本で発売できなかった、海外の化粧品がたくさんありました。 「化粧品全成分表示」と同時に、その多くが日本でも解禁されることになります。
今まで海外旅行でしか手に入れることができなかった化粧品が、自由に日本で買えるようになるのですから、うれしい悲鳴をあげる女性も多いと思います。 無邪気に喜んでばかりもいられません。
何に関しても、「自由」は常に「責任」とワンセットです。 厚生省のきびしいチェックがなくなった代わりに、「何が肌にとって必要な成分なのか、何が危険なのか」という判断は、化粧品をつくるメーカーと、買う女性たちに全面的に任される形になります。
「自己責任」の度合いが強まるのです。 どういうことなのか、今ひとつピンとこないという人は、海外で買ってきた化粧品のパッケージを見て下さい。
アメリカでは一九七三年、ヨーロッパでは九七年からこの「全成分表示」が化粧品に義務づけられています。 「水」「油」といった、私たちにも理解できる見慣れた単語もあれば、よく分からない化学用語らしきものも並んでいます。
化粧品をつくる側は、見てこの化粧品が安全かどうかを自分で判断して買いなさい、といっているわけです。 今まで厚生省が「危険」と判断していた成分だけが書き出されていたところに、化粧品に含まれているすべての成分が書き込まれるのですから、大変な情報量になります。
肌に刺激があって危険なもの、効用があるもの、危険と効用が背中合わせのもの、すべてが書き出されるのです。 「規制緩和によって、海外の化粧品がどっと日本に流れ込むうえ、成分表示まで増えるのでは、何が本当にいい化粧品なのか、ますます分かりにくくなるじゃないの?」 今までの話でそんな不安を抱く女性も多いのではないでしょうか。
確かに、情報量が増えたことによって、逆に判断が難しくなるところもあります。 もちろん、「化粧品全成分表示」と同時に使える物質が多くなったからといって、化粧品メーカーが何やら怪しげな成分を入れるということはないとは思いますが、肌と化粧品の基礎となっている成分の正しい知識と情報を得ることは不可欠になってきます。
「そうはいっても、化粧品に含まれている成分は、ほとんどが化学用語でちんぷんかんぷんだし」と思う人もいるかもしれません。 何に関しても、本当のことを知ること、常識をもって物事に当たることは大切だと思います。
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毎年増加してゆくミネラルファンデーションに関する情報について、かしこい使い方を解説します。
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そのために不可欠なのは、健康でみずみずしく、ハリのある肌です。 いくら上からファンデーションを厚く塗ろうと、肌の本当の質感だけはごまかせません。健康な肌をつくり、守ってくれる化粧品、肌の若さを保ってくれる化粧品を女性ならば誰もが探し求めているはずです。
女性誌の化粧品特集などを見ていると、多くの情報が入手できるようになったおかげで、ここ数年、日本女性のお化粧に対する意識はぐんと高くなったのではないかと感心することがあります。 大型デパートの化粧品売場はいつも女性でいっぱいで、販売にあたっている美容部員に熱心にレクチャーを受ける姿がよく見られますし、雑誌の情報や口コミを頼りにして、ドラックストアで新しくて安い化粧品を発掘しようとする人も多いようです。
ただ、ここまでたくさんの情報や、海外ブランドをはじめ国内製品の新作化粧品が溢れてしまうと、「何を基準にしていいのか、本当は分からない」と、混乱してしまうのが実情ではないでしょうか。 化粧品メーカーは、毎シーズンのように肌に効く「新しく、画期的な成分」の入った化粧水やクリームの新製品を発表します。
ファッション誌のコスメテイック特集を読むと、「コスメ通」の読者や美容ジャーナリストが何人も登場して、様々な化粧品を取り上げて勧めています。 はたして、本当にあなたの肌に合う化粧品はどれなのでしょう? 本当にいわれているような効果を発揮するのでしょうか? その答えはいくら情報を見ても分かりません。
現代の若い女性は化粧品の森に迷い込んで、出口を見つけられずにさ迷うぉとぎ話の主人公のようです。 特に、スキンケアの話はサイエンスが絡んでいるせいか、リーフレットを読んでも、さらに化粧品売場の美容部員からスキンケア製品に含まれている成分とその効用の説明を受けても、分かったような、分からないような、あいまいな認識しかもてない女性も多いようです。
一つには、売る側の化粧品メーカーに問題があるような気がします。 化粧品メーカーは、自社の製品を売り込もうとするばかり、効用に関しておおげさなことを、宣伝の巧みなイメージ戦略によって、化粧品に実際に含まれている成分について誤解を生むような、女性を混乱させるような説明をしがちな傾向があります。
少数ではありますが、なかには私たち医者が見ると、はっきりと「ウソ」といえるような説明書きもあるくらいです。 だからこそ、化粧品を選ぶ側である女性も、しっかりとした意識と最低限の情報をもっていなくてはならないでしょう。
「よく分からないけど、なんだか効くらしい」という姿勢でスキンケア製品に当たっていては、情報に振り回されるばかりです。 それどころか、無自覚だと自分の肌を守ることさえできない時代がもうすぐ到来するのです。
二〇〇一年春から、化粧品を取り巻く状況は大きく変わります。 厚生省によって、「化粧品全成分表示」が義務づけられるようになるのです。
二〇〇一年、つまり平成一三年春から実施される予定のこの「化粧品全成分表示」については、女性誌で記事を目にされた方も多いのではないのでしょうか。 この制度によって、具体的に化粧品の何が変わるのか、化粧品を買う女性にとって、どんなメリットとデメリットがあるのか、順を追って説明していきましょう。
化粧品のボトルやパッケージなどをよく見てみると、「表示指定成分」という文字に行き当たります。 「肌に刺激を与える可能性がある」と厚生省が判断した成分で、現在、表示が義務づけられているものです(巻末資料参照)。
防腐剤として使用されるパラベン、酸化防止剤として用いられる酢酸トコフェロールや、エデト酸などが「表示指定成分」としてはポピュラーで、これらの文字がボトルに書いてあるのを見かけた人も多いのではないでしょうか。 今、流行の「無添加化粧品」とは、この「表示指定成分」を一切含んでいない化粧品を指すことが多いようです。
日本の厚生省には、許可制というシステムがあります。 化粧品をつくる時、その成分に関して様々な手続きをとって、認められないと新しい化粧品を発売することはできないのです。
「表示指定成分」は、文字通り表示して、購買者に含まれていることを示唆する必要がある成分ですが、それ以外にも化粧品に使うことを禁止されている成分がたくさんあります。 ところが、「化粧品全成分表示」制度が実施されるのと同時に、許可制という制度はなくなってしまうことになりました。
これからは、化粧品メーカーが自由に使える成分が増えるわけです。 「化粧品全成分表示」が実施されることになった背景には、化粧品の規制緩和の問題があります。
日本の厚生省のきびしい許可制によるチェックのために、今まで日本で発売できなかった、海外の化粧品がたくさんありました。 「化粧品全成分表示」と同時に、その多くが日本でも解禁されることになります。
今まで海外旅行でしか手に入れることができなかった化粧品が、自由に日本で買えるようになるのですから、うれしい悲鳴をあげる女性も多いと思います。 無邪気に喜んでばかりもいられません。
何に関しても、「自由」は常に「責任」とワンセットです。 厚生省のきびしいチェックがなくなった代わりに、「何が肌にとって必要な成分なのか、何が危険なのか」という判断は、化粧品をつくるメーカーと、買う女性たちに全面的に任される形になります。
「自己責任」の度合いが強まるのです。 どういうことなのか、今ひとつピンとこないという人は、海外で買ってきた化粧品のパッケージを見て下さい。
アメリカでは一九七三年、ヨーロッパでは九七年からこの「全成分表示」が化粧品に義務づけられています。 「水」「油」といった、私たちにも理解できる見慣れた単語もあれば、よく分からない化学用語らしきものも並んでいます。
化粧品をつくる側は、見てこの化粧品が安全かどうかを自分で判断して買いなさい、といっているわけです。 今まで厚生省が「危険」と判断していた成分だけが書き出されていたところに、化粧品に含まれているすべての成分が書き込まれるのですから、大変な情報量になります。
肌に刺激があって危険なもの、効用があるもの、危険と効用が背中合わせのもの、すべてが書き出されるのです。 「規制緩和によって、海外の化粧品がどっと日本に流れ込むうえ、成分表示まで増えるのでは、何が本当にいい化粧品なのか、ますます分かりにくくなるじゃないの?」 今までの話でそんな不安を抱く女性も多いのではないでしょうか。
確かに、情報量が増えたことによって、逆に判断が難しくなるところもあります。 もちろん、「化粧品全成分表示」と同時に使える物質が多くなったからといって、化粧品メーカーが何やら怪しげな成分を入れるということはないとは思いますが、肌と化粧品の基礎となっている成分の正しい知識と情報を得ることは不可欠になってきます。
「そうはいっても、化粧品に含まれている成分は、ほとんどが化学用語でちんぷんかんぷんだし」と思う人もいるかもしれません。 何に関しても、本当のことを知ること、常識をもって物事に当たることは大切だと思います。
ミネラルファンデーションを手軽に利用いてみませんか?
毎年増加してゆくミネラルファンデーションに関する情報について、かしこい使い方を解説します。
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